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2009/01/03

正月ゲーム会@K宅(1月2~3日)その1

毎年恒例の正月ゲーム会に2日間参加してきました。
ここのところの新作で興味を持っていたゲームを1日あたり3つ、合計6つもプレイできたので満足です。

1月2日
初日はデジカメを持参するのを忘れたのでプレイの画像は有りません。
翌日、パッケージだけ何とか撮影しました。

ダイヤモンドクラブ(ラベンスバーガー)
Diamonds club (Ravensburger)
P1080556
会場に着いたときにちょうどルール説明をしていたので入れてもらいました。4人プレイ。
後で知ったのですが、デザイナーは「Goa」を作ったドーンさん。ゲームも似ているところがある、というか「ゴア」を進化させた感じになっています。

「ゴア」は、ボード上に配置されたプランテーションタイル(香辛料を産出する)をお金で競って獲得し、その香辛料を使って(支払って)自分のさまざまな能力を上げていく、、、という流れですが、このゲームでは、各プレイヤーが10枚ずつ持っているコインを使い、ボード上のタイル(宝石、動物、樹木)を獲得し、庭を整備していきます。なぜ庭を整備していくのかというゲームの目的に若干の疑問点はありますが、ゲームシステムは気に入りました。

特に気に入っているのが、コインを使ったタイル獲得システムです。手番ごとに1箇所だけコインを置き、タイルを獲得することが出来るのですが、隣接したタイルにすでにコインが置かれていると、その枚数だけコストが上がります。初手では好きなタイルを1コインで獲得できますが、何周かしてだんだんとボード上にコインが増えてくると、タイルを取るコストが上がってきます。隣に1枚あるだけで、2コインになりますし、2コインの隣であれば3コイン必要になります。この限られた10枚のコインをマネージメントしていく面白さは、ゴアで不満であった競りシステムを大幅に改善するものです。

ただ、このゲームにも残念な点があります。得点を得る方法(方針)には、1)宝石+採掘権+船のセットを獲得して宝石を軸とした庭園開発を行う、2)動物タイルを集めて得点を稼ぐ、3)樹木を植えて得点を稼ぐ、の3通りあって、もちろんこれらをうまく組み合わせる手も有るのですが、ゲームの主役というか根幹は1)の「宝石」であるにもかかわらず、いや、あって欲しいのです、2)や3)の戦法がかなり有効で、勝率も高い(らしい)のです。それは違うだろと。まだやりこんだわけではないので、狭い範囲での伝聞でしかありませんが、基本的には、宝石・権利書・船のトリオをこつこつ集めて庭園を整備した人が優勝争いに絡んでいけるバランスでないと、そこがゲームの根幹でしょ、といいたいわけです。動物タイルはあくまでおまけなんだよ!樹木タイルしかりです。

この日のプレイでは、競りに使うコインを増やすとともに、宝石をがっぽり稼ぐ作戦をとりました。勝敗は忘れてしまいましたが、良い成績だったと思います。ただ、動物作戦を取ったプレイヤーが一人いて、かなり点が伸びていたように記憶しています。その方が勝ったんだったかな?なんか腑に落ちないんだよね、動物作戦が天下を取ることが。

評価(松)この競りシステム(厳密には競りではないんですが、プロット落札システム?)は最高ですね。ゴアでもこのシステムでやれないかと思っていますが、ゴアについての評価はこの後のジャガ合宿で大幅に変わることになるので、その話はおいておきます。また、庭園を造るっていうテーマがいまひとつ合っていないような気がしますが、それでもまぁ、傑作といえるゲームだと思います。これは気に入りました→購入決定。本年最初のシビレゲームです。ビリビリビリ。ビリ3つです!


マチュピチュの王子(PD)
Princes of machu picchu (Rio Grande Games, PD-Games)
P1080572
飛び入りでやることになったダイヤモンドクラブが思いのほか面白かったので、それでもう満足だったのですが、Kさんに誘われてロンデルシステムのデザイナーによる最新作であるマチュピチュの王子を5人でプレイしました。

今までの同デザイナーによる「インペリアル」とか「ハンブルグ」では、ボードの片隅にロンデルコーナーがあって、そこをクルクルと自駒が回ってアクションを選択していましたが、このゲームでは、ボード上を自ゴマが動くことによって「ロンデルシステム」の雰囲気を出しています。インストしてくれたKさんの説明がうまく(面白く)、実際のマチュピチュでの様子を忠実に(?)再現している(モティーフとしている)ゲームだと感じることが出来ました。ゲームのシステムとテーマがマッチしているという点はかなり重要視している人も多いようなので、そういった向きには特におすすめできるゲームです。

自駒がボード上を動くのですが、基本的には1歩、隣の区画に行くだけです。区画ごとに出来るアクションが違うので、ロンデルシステムと似た感じを受けます。つまり、移動力に制限があるので、遠いところのアクションはすぐには出来ない(選択できない)という縛りです。従来のゲームでは、ハンブルグが一番近いかな。少なくとも戦争系のゲームではなく、経済系のゲームです。

ゲームは大きく2段階(というか2正面作戦)になっていて、1)資源を産出する区画を押さえて産物を集めることがまず重要。そして、その産物を使って、山道を登っていくもう一つの自駒を動かすための「神官・巫女」タイルを購入する。2)山道を20マス上りきるとVPカードが1枚もらえ、またスタートに戻って上り続けます。これを繰り返し、多くのVPカードを手に入れることで、得点を伸ばすことが出来ます。

ちょっと分かりにくい構造ではありますが、ボード上に展開した自分の勢力×VPカードの数値=勝利得点となっていることから、両者をバランスよく伸ばすことが求められる高度なマネージメントゲームです。ロンデルシステムには傑作ゲームが目白押しですが、このゲームが最高という人も多いのではないかと思います。

評価(松)間違いなく傑作です。ダイヤモンドクラブよりも人気が出ると思います。トータルバランスが素晴らしいです。2ゲーム連続でしびれました。ビリビリビリ~。



シカゴエキスプレス(クイーンゲームズ)
Chicago express (Queen games)
P1080573
話題の鉄道ゲーム。鉄道ゲームというだけで買ってしまう人も多いようですが、エッセンでの注目作ということもありぜひやってみたかったゲームでもあります。リクエストして6人でプレイしました。

ワレスの新作「スティールドライバー」と同じく、会社に投資したお金(株購入のために競りで投入した資金)がその会社の運営費(路線施設費)になりますので、ある程度の価格で株を競らないと、会社にお金が無く線路がひけません。同じ会社の株を購入する同調者がいれば、運転資金は助かりますが、収益を株保有数で分配するので自己収入は減ってしまいます。スティールドライバーでは、アメリカ全土を舞台としていることから、路線展開の多様性を保っており、傑作といえるゲームに仕上がっていますが、本作では、東海岸~シカゴまでの限られた空間でかつ、山と森の難地形に阻まれていることから、事実上会社ごとの展開方法が固定化されていて、ゲームごとの変化が乏しくなっています。このため軽い、そして単調なゲームになっています。

巷の評判でも、わりと軽いゲームであっさり終わるとあり、実際にプレイした後の評価も微妙な感じになりました。ゲームには序盤4つの鉄道会社が登場し、西進していくのですが、線路の展開が単調でプレイごとの変化が期待できない。毎回同じような展開になり、必勝パターンが見つけられてしまうのではないかという印象を受けました。プレイした人たちの評判はかなり悪く、地形のバランスが取れていないことなどが指摘されました。

私もいまいちなゲームだと思いましたが、なにか一筋光るものがあり、大化けするような魅力があるのではないかと感じ、とりあえず購入することにしました。このゲーム最大の問題点は、3株しかない赤会社が配当面でもっとも有利であるにもかかわらず、手番がトップであること。このため、シカゴに向かってまっしぐら、まず邪魔されることが無い最強の安定会社であることです。「赤会社からゲームを開始する」というルールを改善すればバランスが取れるように思うのですが、いかがでしょうか。

手番に出来るアクションは、競り、駅舎建築、線路施設の3種類のうちの1つなのですが、競りと線路を選ぶ人が多く、駅舎を選ぶ人はほとんどいませんでした。ここが2つめの気になる点で、3つのアクションは同価値であるべきであって、もちろん場面場面にも寄りますが、わざわざそれを選んだだけのメリットが無くてはなりません。決してパスアクションではないわけですから。「そうあるはずだ」と思い込んで、わざと誰も選ばない駅舎アクションを多用してみたのですが、結果的には大損でした。この点がもう一つの不満です。ゲームバランス上、早い段階からの駅舎アクションがもう少し効果的でないと、誰も選びません。アクションを3つにしている意味もなくなってしまうので、この点を改善するハウスルールを検討したいと思っています。

(評価)竹 ちょっと微妙なゲームなので、お薦めはしません。この後購入することになるのですが、海外発注しても結構な値段になりました。おそらく国内価格は8000円~10000円近くになるんじゃないでしょうか。同じクイーンゲームズの「将軍」と同じくらいになると思います。一度プレイして自分に合うか確認してから購入されたほうがいいと思います。個人的には、大きな不満点が2つあるにもかかわらず、ローカルルールの導入で大化けするような一発逆転の可能性を感じたので、「竹」とし購入することにしました。しかししびれそうな予感はあるものの、しびれませんでした。今後のカスタマイズに期待です。

ところで、このシカゴエクスプレスのルールについて疑問が出ました。
「分配(収入)フェイズ」の発生するタイミングについて、日本語訳の解釈に間違いがあるのではないか?という疑念です。これについては、別投稿にします。

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コメント

痺れるゲームはこの中に?

投稿: トンデモブラウ | 2009/01/12 13:55

>後で知ったのですが、デザイナーは「Goa」を作ったドーンさん。

『ルイ14世』のドーンでしたか。
じゃあやらないと。

投稿: KOW | 2009/01/25 09:09

ルイ14世も注目しています。このデザイナーはちょっと癖があって、スマートに出来るところをわざと複雑にしているところがあり、めんどくさいゲームを作るイメージがあります。でもなぜか評判がそこそこのゲームでありますので、近々どこかでプレイしてみたいと思っています。ハウスルールなんかもBGGで調べてみようかと思っていますが。

投稿: buqbuq | 2009/01/25 10:54

カルテンシュピール賞を取った2人用ゲーム『ジャンボ』ってのもあるんですが、1度やっただけではどう面白いのか分かりませんでした。

投稿: KOW | 2009/01/25 18:39

土曜日の坂戸に行ける可能性が、ちょっとだけあります。
シビレル?

投稿: トンデモブラウ | 2009/01/27 00:11

土曜は仕事です。残念。

投稿: buqbuq | 2009/01/27 06:28

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