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2009年10月

2009/10/25

ゲームサークル坂戸 10月25日

土・日と坂戸@赤羽でしたが、土曜日はゴッズプレイグラウンドのソロプレイを行いルール習得に励みました。でもって、日曜に参加。

God's Playground (Warfrog games)

まずはゴッズプレイグラウンドのゲーム概要を簡単に。

1400年~1700年のポーランドの歴史を体感するゲームでプレイは3人限定です。
各プレイヤーはポーランド貴族の1派を率い、ポーランド国内の勢力争いをしつつ、外敵にも当たらなければなりません。アバロンヒルの名作リパブリックオブローマ(共和制ローマ)に似た雰囲気のゲームです。

先に紹介したウエンズデイレールよりもさらにルール量が多く読み通すのは結構大変でした。というのも、ゲームはわずか4ターンですが、1ターンが16ものフェイズに分かれているのです。

ゲームは大まかに次の流れで構成されます。

1 収益フェイズ 自分の所有する領地によりお金をもらいます。

2 ポーランドは5つの地域と王への影響エリアの計6エリアあり、0~5までの数値が書かれた四角いブロックを秘密裏に配置します。(AHクレムリンやシグマファイルのような影響力プロットです。)配置後に公開し、数値分だけ自分の貴族駒(正方形チビキューブ)を配置します。王エリアで最高値だったものが、第一プレイヤーになります。また、王エリアに配置された影響力の合計(3プレイヤー分)により、このターンの国軍の戦力が決まります。

3 外敵イベントが発生します。5つの外敵のいくつかの戦力が増えます。

4 王エリア以外の5地域で最高数の貴族を持つプレイヤーは1駒を除去し、かわりに議会(ボード中央に丸が5つあるゾーン)に丸トークンを1つ置きます。(議会での発言力を1つ得ます=議員。)

5 領地を購入します。(得点に繋がりますが、外敵にやられやすく、守るのは大変です。)

6 各プレイヤーは8つの中から任意のアクションを行います。
7 もう一度任意のアクションを行います。アクションには、貴族駒を動かしたり、収益を得たり、外敵と和平交渉をしたり、などがあります。

8 軍隊を購入します。お金がかかるのと、駒に制限があるので、外敵を圧倒できるほどの強大な戦力は作れません。このあたりのバランスがしびれます。戦力はダイスを1つ振って、歩兵は56命中、騎兵は456命中、砲兵は味方戦力のダイス目+1です。

9 遠征。ポーランドの5つの地域にはそれぞれ対応する外敵があり、そこに攻めていくことが出来ます。先制攻撃により、外敵ゾーンに自駒を配置でき、この数が多いとVPになります。

10 外敵の攻撃。逆に敵が攻めてきます。この、攻めて、攻められてのところが面白いです。9遠征のところで何駒置くことが出来たか、外敵は基本戦力からその数を差し引いた数だけポーランド領内に侵攻してきます。ポーランドにいる戦力駒はここで一度反撃が出来ます。

11 ポーランド国軍が反撃を行います。王支配プレイヤーは1回無料で、また全プレイヤーは議員を1つ消費することで、国軍を使用することが出来ます。

12 ポーランド国内に勢力をもつ外敵(国軍をもってしても除去できなかったもの)が隣接エリアに浸透する可能性が有ります。

13 エリア内の外敵の数により、領地が外側のものから除去されていきます。

14 得点フェイズ。

まぁ、これを簡単にまとめますと、好きなエリアに自分の貴族駒をプロット配置し、その駒を消費しながらそこでさまざまなアクションを行って行きます。で、得点を得るためには、外敵を攻め敵地に駒を送り込むか、ポーランド領内に領地を建設する、の大きく2つあるのですが、領地がやられやすいので、守るためにも、また、敵地に攻めるためにも戦力を雇います。先に外敵に攻撃を仕掛け、その後反撃があり、最後に国軍の力を借りて抵抗します。それでもポーランド国内に侵攻し残ってしまった外敵駒は隣のエリアに広がることもあり、また、最後にその外敵の数だけ領地が破壊される、と、まぁこんな感じのものを4ターン繰り返します。

ルールはかなり難解で、一応このときもざっと4ターン、最後までプレイは出来たのですが、特に難しいのが、外敵であるハプスブルクとオットマン(トルコ)の特殊ルールであり、このときのプレイでも正しかったのかどうかは若干の疑問が残ります。オットマンは3ターン目に、ポーランドではなくハプスブルクに侵攻(歴史上あったウィーン攻囲を表しています。)するのですが、その際の駒の扱い、次ターンに持ち越す駒はどれなのか、ケースにより色々考えられるのですが、例示が少ないのと、肝心なところが「あとは敵の攻撃フェイズと同じ手順です」などと、曖昧な指示になっており、「敵の攻撃フェイズ」で説明される一般的な状況とは違う環境が故に生じるこまごました例外事項についての説明が非常に分かりにくくなっています。

おそらく、現行のルールブックでは、日本のゲームショップでは和訳は作れないと思います。エラッタや明確化が発表されない限り、このルールを訳せる人はいないと思います。丁寧に直訳してやれば体裁は整いますが、ルールの整合性が不明な箇所がでることでしょう。


第1ターンの様子
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私は白だったのですが、赤プレイヤーと青プレイヤーが同じエリアに固めて領地(丸トークン)を購入しています。私は分散したのですが、結果的に良くなかったようです。


第2ターン
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第3ターン
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第4ターン(最終ターン)
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ゲーム終了時の様子
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図右の方に黒い駒がたくさんありますが、これは外敵プロイセンです。結局このエリアはなすがままにやられてしまい、領地は残らず、敵駒も多数という状況です。

評価(竹)なかなか重厚なゲームです。5つの外敵それぞれに個性があり、戦いもサイコロ勝負で白熱するなど面白い要素が多々ある佳作です。ハプスブルクとオットマンのルール解釈さえ分かれば、ゲーム自体はさくさく進みます。どちらかといえばウォーゲーマーに受けるテイストのゲームなので、ファミリーゲーマーには向かないかもしれません。ルールの明確化が直にBGGなどでも行われると思いますので、(現時点では公式発表が無いためBGGでも議論中)それを待って、正しいルールで何度かやってみたいと思っています。



ボードゲームリンク付録ゲーム

マーチャントギルド
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先ごろ創刊された、ゲーム雑誌付録ゲーム。
材料を集めて特殊効果のある建物を購入し、その能力を使用してさらに有利にゲームを進めていく・・・というドイツゲームのエッセンスを盛り込んだ今風?のゲーム。ただし、かなり簡単で軽いテイストに仕上げているので、この手のゲームをやったことが無い人に、ドイツゲームっていうのは、こういう感じなんだよ、と説明するにちょうどいいかも。

評価(梅)とはいえ、買ってまでプレイしたいとまでは思えませんでした。かなり簡単で軽いゲームなので、そういうのが好きな人にはいいと思います。私は、もう少しヘビーなほうが好みなので。カードゲームといってもいいくらいの、軽いテイストです。一般受けはすると思います。

Sector41(セクター41)
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時間が有ったので、これもプレイしてみました。タイルには色々な惑星?や宇宙ネタが書かれており、特殊効果があります。要は、数字の書かれた星に行ってチップを獲得し、母船に持ち帰ればよいというだけのゲームですが、タイルには連続移動できるものが数多くあり、一手番で驚くような移動が出来ることがあります。パズルチックなゲームなので、好みが分かれるところですが、私は面白く感じました。ただし、惑星の絵を見てもどんな効果があるのか覚えきれず、チャートと首っ引きだったので、インデックスを作りタイルに張るなどしないと、プレイアビリティの面では大幅にマイナスで、クソゲーよばわりされうるゲームでもあります。持ち主がプレイ後にげんなりしていたので格安で譲ってもらいました。なんかシドサクソン作っぽい感じもします。

評価(竹)タイルに直接説明を書いたシールなどを貼ろうと思っています。

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2009/10/20

God's Playground (Warfrog)

ウェンズレィデールにつづき、ゴッズプレイグラウンドも届きました。

P1100265

今度は、このゲームのルールを読みはじめなくては。
ポーランドの歴史ゲームらしいのです。

ウェンズレイデールは、小袋に駒が小分けされていましたが、さすがに今回はデカ袋にどっちゃりです。まずは、欠品がないかの確認からです。

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2009/10/18

杉並ボードゲーム 9/18

昼ごろ会場に到着。


Last train to wensleydale (Warfrog games)

3人でプレイ。

初プレイということもあり、プレイの指針がよくわからないので、ソロプレイをした時に感じたことから、「とにかく荷物と人をたくさん運べば点になるので、荷物や人の多いところに線路を引いてみてください。」とアドバイスしました。

このゲームではボード左下から赤会社が、ボード右端からは緑会社が伸びていきます。

ボードは逆向きで撮影していますので見難いかもしれませんが、地図の右上に水色の線路が延びています。これがMさんが伸ばしたもので、オレンジキューブ(チーズ)や、白キューブ(石)が比較的たまっているところを狙っています。

2番手が私で、画面左上から紫の線路を引いています。同じように広がるオレンジキューブを集めつつ、中央の丘陵地帯にある石を狙う体制です。

3番手のプレイヤーは、ボード中央の黒い線路です。私も含め先番の2人が見落としていたルートですが、丘陵地帯に分け入るように平野が入り込み、キューブも石もお客さんも、たっぷりというおいしいルートです。

で、以下のように進みました。


1ターン目の様子
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2ターン目の様子
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3ターン目の様子
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<アップ画像>列車に乗客と荷物をこんな感じで積み込みます。
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5ターン目、ゲーム終了時の様子。
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このゲームのミソは、付近に資源が無くなった線路(ポイントを生み出さない部分)を大手鉄道会社(緑または赤)に売却する(というか乗っ取らせる)ことができることです。5ターン目となると、ほとんど盤上に資源が無く、各プレイヤーとも、線路を赤、または緑会社に売却しているのがわかると思います。

やってみて思ったのですが、前半は資源もボードに多数有ることから収支はプラスになるんですが、後半、資源が無くなると一気に赤字になります。このとき、いち早く不良資産である線路を処分しておかないとポイントがどんどん下がっていきます。このときのプレイでも最初の数ターンはインカムチャートが皆プラスだったのですが、4、5ターンともなると、一気に下に振り切ることとなり、チャートの最後は結局マイナスで終わっています。(画面右下にある5みたいな形のくねくねしたのが収益チャート。逆向きに撮影しているので、上に行くほどマイナスです。)

評価(竹)佳作です。まずまずのゲームだと思いました。傑作とまではいえないかなぁ、という感じです。先日久しぶりにプレイしたスチールドライバーをかなり見直したこともあり、あのゲームのようには切れ味がないなぁ・・・と比較してしまいます。いろいろとコメントがコロコロと変わりますが(スチールドライバーは最後に運の要素が大きく大味だなぁ・・・等という感想を書いたこともありますので。)、スチールドライバーのような切れ味勝負のゲームではなく、もう少しモッサリとしています。プレイの結果は他者二人が26点、私が22点でした。



ルアーブル
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4人でプレイ。久しぶりにプレイする機会に恵まれました。

やってみたいなぁと思っていたので、M川さんにインストしてもらい、ところどころ思い出しながらのプレイ。相変わらず資源を集めるのが楽しく、夢のあるゲームだと思いました。

ルールも大体頭に入ったし、またプレイしたいです。

 

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2009/10/17

ラストトレイントゥウェンズレイデールのファーストインプレッション

 Warfrogの新作「Last train to wensleydale」のルールを読み終わったので、4人プレイを想定したソロプレイをしました。ファーストインプレッションです。

 前作のオートモービルは、諸般の事情で入手できなかったため、そこで取り入れられたシステムの応用なのかどうかは分かりませんが、ルール巻末のデザイナーズノートでは、スチールドライバーの次に「鉄道ゲーム」として考えられたもの、とありました。

 ウエンズレイデールというイギリスの片田舎を舞台にした鉄道ゲームです。各プレイヤー(最大4人)はそれぞれローカル鉄道会社の経営者という位置づけで、マップ上に鉄道網を作っていきます。

 ワレスのゲームの特徴である、商品キューブの輸送、資材キューブによる入札、といったシステムが取り入れられています。クニッツアはシステムだけでゲームにしてしまいますが、ワレスは、アレンジ力(ディベロップ力)に長けていると毎度の事ながら感心します。このゲームでも、今までに彼のゲームに出てきたようなシステムを幾つか組み合わせているのですが、最終的にそれらがうまいバランスでまとまっているところが凄いです。

 ■大まかなゲームシークエンス

・スチールドライバーのように投資キューブが配られます。
・投資キューブを使って、4つのパラメーターを上げるチップを競ります。
・投資キューブやパラメーターそのものを消費して線路をひきます。
・列車パラメーターを消費して列車をレンタルします。
・盤上の商品、乗客を輸送し列車に積み込みます。
・輸送した商品・乗客数、盤上の線路数により収益チャートを上下します。
・自分の会社の線路を、大会社に売却(乗っ取られる)できます。

 ゲームのイメージとしては、スチールドライバーと蒸気の時代を足して、さらに一ひねりした感じでしょうか。ちょっと細かいルールがあるのでルールはちょっと難しめです。蒸気の時代くらいかなぁ?スチールドライバーやティンナーズトレイルなどよりは少し難しいと思います。
 ただし、それ以上に、どうやれば勝利得点効率が高くなるのかが分かりにくく、最善手が良く分からないゲームに思えました。なので、何度かプレイしてみないと勝敗を争うゲームにはなってこないんじゃないかと思いました。

P1100246

 ルールの解釈では、線路のひき方と、石、チーズ、乗客の輸送方法の説明がちょっと分かりにくいので、日本語訳を作る人(ゲームショップ)は注意してください。(私が言うことでもないんですが。ただ、国内で訳付きで出回っているもので、ちょっと分かりにくい英文の言い回しがあると、曖昧な訳になっていることが過去に何度かあったので。)BGGに英語の1ページサマリーがアップされているので、それとルールブックを見比べながら読み進めたら私は理解できました。

 注意点の一つは、盤上の大都市、小都市が「カンパニータウン」になるタイミング。正解は「乗っ取りが行われた後」なのですが、乗っ取りの説明がルールの最後であることや、説明がやや足りない感じなので、線路引きの部分を読んでいるときには理解できませんでした。
 また、BGGでもまだQ&Aが出ていませんが、「サウス」から引く線路のコストが書いてありません。平地と同じ扱いで(1コスト)良いと解釈してとりあえずやっています。

 マップは生物系ゲームのようなかんじで、気持ち悪く、また、地図中央にかなり小さな区域があり、線路が置きにくいことがマイナスです。

 で、3ターンほど動かしてみたのですが、まずますの良作だと思いました。一定レベルのゲームだと思いますが、傑作といえるかは微妙な感じ。このあたりは対戦プレイしてみないとわからないですね。

 ブラスのほど劇的では有りませんが、このゲームにも前半と後半があります。各プレイヤーは序盤は自分で線路をひいて盤上の物資を運びますが、自分の線路がマイナス資産という位置づけなので、付近に商品が無くなった線路は大会社(ゲームに2つ出てきます。)に売却(というか、わざとのっとられることで、不採算路線を処分する、ということをします。)します。

 ワレスが凄いのは「鉄道ゲームを作る」といったときに、この「乗っ取られることで不良資産を捨てる」という新しい発想を盛り込んだり、また大会社をたった2社しか登場させないのに、うまい具合にゲームにまとめあげてしまうところです。「鉄道ゲーム」っていうと、少なくとも5~6社は登場させて、個性を持たせて、、、、と考えがちなんですが、このあたりがディベロップ力なんでしょう。

 「ブラス」もアイデアが凄かったけど、このゲームも感心させられるゲームです。

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2009/10/14

Last train to Wensleydale

Warfrogの新作が届きました。

Last train to Wensleydale (Warfrog)

P1100244


ルールを読み終われば、杉並にもって行きます。

ウォーフロッグのゲームは、前回のオートモービルとワーテルローを、イギリスのショップに頼んだものの、注文1ヵ月後に「在庫が無い。すまん」というふざけたメールが送られたらしく(しかもスパムフォルダに入っていたようで3ヶ月もの間確認できず待ちぼうけを喰らった挙句、市場在庫がスッカラカンでリオーダーできず沈没) 結局入手できずにおります。

幸い、オートモービルは来年2月ごろに、メイフェアー&ファランクスゲームズから再販されることになっているので、大量流通することからその時点で入手する予定です。

こうした教訓を生かして、今回のウェンズデールと、もう一つのポーランドの戦争ゲームはウォーフロッグの直販で頼むことにしていました。このうち、ウェンズデールが早くも今日届いた次第です。

日本人テンバイヤーで、ウォーフロッグに大量に頼んだ人が近々ヤフオクに出品することになるのではと予想します。メーカーのウェブサイトで個人情報を入れるだけで75ドル(今なら6000円くらい?)で航空便で届きますので、欲しい人はメーカーのページから買うべきだと思います。和訳は無いけど、ゲーム仲間の誰かに訳してもらえばいいんじゃない?ルールも8ページくらいだし。

ま、そんなところで。

ポーランド戦のゲームが届く前に、このゲームを消化しなくては。

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