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2010/11/21

ゲームレビューの在り方についての一考察

 現在このブログに私自身ゲームレポートを書いているわけですが、ネット上には他にもたくさんのレビューやレポートのブログがあって、私も毎日巡回してあれこれ見ています。色々と参考になるし、楽しいのですが、ここのところふと感じていることがあります。ゲームについての説明やプレイレポート、作戦研究、感想、評価っていうのは多々あるんですが、「魅力」について書いている(伝えている)ものがほとんどない(というか見かけたことがない)様な気がするのです。

 ここで言う「魅力」っていうのは、その人にとって「ここが面白い」っていうツボです。ゲームショップのレビューで同様の表現を使っている場合もあるかと思いますが、同音異義語?というか私が考えていることとは、ちょっとニュアンスが違います。「これを知っていれば(ここがわかれば)もっと楽しめる」という意味です。

 自分(と一緒にプレイする仲間内)ではとても評判がいいのに、なぜか世間ではダメゲームの烙印を押されているとか、バランスの悪さが指摘されているけど、この点に注目すればそんなことないんだよ、という反論です。

 昨今はゲームの出版ペースが速くて、矢継ぎ早にプレイ「させられている」人もいて、じっくりと腰を据えて「やり込む」プレイが・・・多いのか少ないのかわかりませんが(笑)、そのゲームの真の魅力に気づかずに、ファーストインプレッションで遠ざかってしまったままのゲームが、皆さんにも数多くあるのではないでしょうか。

 そうしたゲームについて、もし大好きな人がいたら、「私はこんなところに面白さを感じている。もしかして、皆さんはこのことに気づいていないんじゃないでしょうか?こういう視点を持ってプレイしてみてください。」という、そのゲームの面白い「勘所」というか「おいしいところ」をわかっている人が示してあげる、つまり「魅力」について書いたらどうでしょうか?という提案(?)です。

 パッと思いついた例を3つ+おまけ1つをあげてみます。

 アグリコラ・・・もともとそんなに面白いとは思っていませんでした。標準ルールよりも、手札を使用しないファミリーゲームのほうが面白いと思っていましたし、さらに言えばストーンエイジのほうが上だと思っていました。ところが最近、とあるブログで、「カードドラフト」を取り入れるプレイについて書いてあったのを見かけ、180度意識が変わりました。ゲーム開始時に配られるカードはプレイヤー全員でカードドラフトしながら集めていきます。このカードの組み合わせを考えていく行為そのものに魅力を覚えたのです。そのカードが実際に使えるかどうかは問題ではありません。(笑)手札を揃えること自体に魅力を覚えてしまったのです。ある意味もう一つのゲームが加わったと感じられた瞬間でした。

 ファクトリーマネージャー・・・面白いゲームなんですが、傑作とまでは言えるかなぁというのが私の感想でした。以前レポートにも少し書きましたが、ゲームも終盤となると当然高い機械を買えるのに越したことはないのですが、初期型の安い機械を中級機にグレードアップする楽しみを覚えた結果、ゲームの展開が多様に感じられるようになりました。

 ボードゲームギークゲーム・・・このゲームのキモは、他のプレイヤーにセットを作らせないことにあります。(それに気づいていない人が多いように思います。)したがって、自分のメーカーのゲームを他人にわざと買わせないようにするプレイも時には必要です。ゲームボード上の6つのショップにはそれぞれ3段の棚があり、通常は一番上に商品を卸して、なんとか買ってもらえるように時間稼ぎをしますが、時には一番下の棚に同時に同じ商品を並べて「今買いにいかないと揃わない」というプレッシャーを他のプレイヤーに与えることも必要です。自分が6の商品を集めているのであれば、他のお客さんはなるべく6の店に来ないほうがいいわけで、客を引き付けるためにも別のお店の最下段に一気出しするのは効果的です。こうしたある意味テクニックなのかもしれませんが、プレイの勘所、おいしいところを知っているかどうかで、ゲームに対する評価というのがまた変わってくるのではないかと思います。

 おまけ・・・音楽でいうと、ベース音です。ロックでもポップスでもジャズでもいいんですが、歌、ギター、ピアノ、ラッパ、ドラムなどなどわかりやすい音は感じ取れると思いますが、ベースの音っていうのはとても聞き取りにくいです。アコースティックのジャズだとまだわかりやすいんですが、ロックやポップスだとバスドラムの音とかぶってしまいがちでなんだかわかりません。が、耳のいい人、聞き所のわかっている人は、たぶん聞き取っているんだと思います。ゲームも同じで、パッと見ではわからないんだけど、それがわかると(聞こえると)とてもおいしいと感じることができるのです。

 思いつきで書いたので、挙げた例がいまいちかも知れませんが、まぁ言いたいことはわかっていただけたのではないかと思います。その人なりの楽しみ方、面白いと思っているツボ、そのゲームのおいしいところ、、、といったものの紹介が増えてくると、積読状態になっているゲームも少しは浮かばれるのではないかと思います。ゲームデザイナーの意図を必ずしも我々プレイヤーが感じ取っていないゲームがたくさんあるんじゃないかと思うのです。

 ということで、私も何か書こうと思っています。今までさんざん面白いと連呼している「シカゴエクスプレス」の魅力について書いてみようと思っていますが、しかしこれがなかなかうまくまとまりません。出だしを少し書いただけですが、ただの作戦研究にしかなっていないという気がしてきました(爆)もう少し考えを整理し文章を練り直したいと思っています。

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コメント

「魅力」を共有できるプレイヤー(同一嗜好性)でプレイすると面白い、ということかと思いましたが、「例」を見ると違いますね。(^^;)
ゲームのシステムやそれに伴ったプレイに、キラリと光るものがあれば「魅力」を感じるということでしょうか。
でも、結局そこを指し示しても、その「おいしいところ」を楽しめない人がいる(嗜好性の相違)だけかもしれませんけど。

投稿: トンデモブラウ | 2010/11/24 11:59

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