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2011年11月

2011/11/26

ズーロレット(Zooloretto)の魅力について(その2)

ズーロレットはカードゲーム「コロレット」の流れをくむゲームであることは確かですが、単なる焼き直しではない、ということを前回説明したつもりです。「欲しいものを取る。いらないものは取らない。でもなかなかうまくはいかない。」というのがコロレットであり、世間一般にも、ズーロレットに対する理解がそこで止まっているように感じたので、「交換を基軸としたマネージメントゲームである」という見方を提示しました。最初の拡張セットであるXXLが「満室になった檻を空ける」という拡張であったことからも、作者の意図というか、このゲームの方向性が「交換」を基軸にしていることの何よりの証明だと思います。箱入りの拡張セットはこのあと、エキゾチック、ボス、と続くのですが、説明の都合上、先にボスについて触れます。

<拡張セット ボス>
基本セットとXXLにより、お金を稼ぐことを覚えました。しかし稼いだお金が直接VPに結びつくわけではありません。あくまでもVPは檻を満たすことに限定されていました。この拡張セットボスでは、「稼いだお金をVPに変換する」ということが基本コンセプトになっています。

またスポンサーの檻という3枠の檻が登場します。この檻を満たすと、VPチップと1寄付金を得ます。また、お金を払ってワーカーを配置することができるのですが、このワーカーの配置方法によって4通りのVP獲得方法があります。この中に、スポンサーの檻を満たしたときに追加VPが得られるものがあります。ここまで読まれた方はもうお気づきだと思いますが、もちろん複数回実施することが可能です。3枠を満たしてVPを稼いだうえで、4枠、5枠の方へと交換していくというベースラインが確立します。そして稼いだお金で、さらに効率的にVPを稼ぐべくワーカーを配置していくという要素が加わるのです。また、×印のついた動物タイルが1枚ずつ登場します。これは2コインで直接購入可能できるもので、あと1つで枠を満たす場合に役立ちます。こうした要素を俯瞰してみると、やはり、基本~XXL~ボス、、、という流れの中で、このゲームが「交換」を基軸としていることがはっきりと読み取れます。

<拡張セット エキゾチック>
順番が入れ替わりましたが、このエキゾチックは、XXL~ボスという流れにあった、交換によりお金を稼ぎ、稼いだお金をVPに変えていくという基本軸に変化を与えるものです。通り一遍の勝ち筋ではなく、別の視点を盛り込んでいることから、プレイヤーにより多角的な戦略が求められます。

具体的には、4~5色のお客さん駒とジャングルの動物たち(0点)が登場します。売店またはジャングルの動物を引き取ると、ボード上に置かれたお客駒が移動をします。これが売店と同様に、ゲーム終了時にボード上に残っていれば1色当たり2点になりますが、ジャングル動物が配置されるたびに、他のプレイヤーのお客駒が追い出される方向に移動をするため、お客が逃げないようにと、時として得点にならないジャングル動物を受け入れ配置するか、売店を配置しなければなりません。これまでのベースライン上では陽の当たっていなかった「売店」にも付加価値を持たせるなど、別の得点方法をうまく盛り込んでいる拡張だと思います。


簡単ですが拡張についてはこのくらいで。最後に、アクアレットとの比較について、触れてみたいと思っています。

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ズーロレット(Zooloretto)の魅力について

シカゴエクスプレスに続いて、ズーロレットの魅力について書いてみたいと思います。

ズーロレットは、プレイヤーがそれぞれの動物園ボードを持ち、魅力ある動物タイルを集めるゲームです。最大の5人プレイを例にとると、8種類の動物が登場しますが、動物園には檻が3つ(拡張した場合は4つ)しかないので、必然的に不要な動物が生じてしまいます。この不要な動物をいかに避けながら欲しい動物を集めるのか、またもし取ってしまった場合には、お金を使ったアクションを活用したりして、不要な動物をうまく処分していく、というのがこのゲームの基本的な流れかと思います。

ルールも比較的簡単なことから、手番にできるアクションをざっと説明しただけですぐにプレイすることができ、またプレイタイムも1時間掛からない位でしょうか。「気軽に遊べる」という点と、動物そのものがかわいいという特徴があることから、「やり込み系」のハードな感じではなく、初心者向けのゲームという印象があるように思います。

たしかに、そうした一面もありますが、この「ルール説明が簡単」であるが故に、肝心な点に触れずにゲームを始めてしまい、「気軽に遊べるルール部分」のみが伝播してしまっているように感じます。これはインスト(ルール説明)をする方の力量の問題です。

ゲームの所持者がルール説明をすることが一般的かと思いますが、「ルールだけを説明する人(場合)」と「ルールのほかに戦略のヒントも説明する人(場合)」がいます。戦略のヒントまで言うべきかどうか、これはかなり悩む問題です。それを知っていると知っていないとでゲーム展開が変わるという人もいるでしょうし、いや、それを見つけるのが楽しみなので指図されたくない、という人もいるでしょう。

このズーロレットも、ルールブックの末尾に「戦略のヒント」がご丁寧に図入りで説明されています。ゲームを購入した人はルールに一通り目を通しますのでおそらく気づいているはずですが、インストを受ける人は、ルールを見ることはありませんので、インストラクターがこれを説明しない限り、もしくはプレイ中に自分で発見しない限り、そのことには気づかないままでプレイすることになります。しかも、この戦略のヒントが、一度読んだだけではピンとこない。少なくとも、このことを重要視しているようなレビューを見たことがないので、皆が見落としているのではないか?と思ったので、今回、ズーロレットの魅力として書いてみることにしました。

前置きはこのくらいにして、本題に入ります。

ズーロレットの魅力はズバリ「交換アクション(檻同士での動物の入れ替え)」にあります。ルールをお持ちの方は戦略のヒントのところをご覧ください。4サイズの檻と、5サイズの檻にいる動物を入れ替えて、もう一度「完成」を目指し、コインをゲットする例が示されていると思います。ここまでのルールを読んだ延長で、この戦略のヒントを読むと、「ふ~ん、なるほどね。そうやって使うんだな。」というように、いったん理解したような気分になってはいるかと思います。しかし、このことをインスト時に説明されていますか?どのように?さらっと触れるだけではないでしょうか?

ハイ、ここがミソなんです。もう一歩踏み込んで考えてみましょう。この交換アクション、「何度繰り返しても良い」んです。当たり前ですけどね。そのことに気づいていない方が実に多い!(のではないでしょうか。)

昔、某漫画で、ロングヘアーのカットモデルを手に入れた美容師はどのように練習するか?というネタがあり、オチが「セミロング、ボブ、ショート、ベリーショート、と1人のモデルを何度もしゃぶり有効に使う」というものでした。

ズーロレットではいかにコインを手に入れるかが一つのテーマです。そして最も高いコインを得られるのが「5檻」を完成した時の2コインです。また、「4檻」完成時にも1コイン得られます。動物園に動物を迎え入れる時、最も多いものを「6檻」に入れていませんか?それぞれの檻を埋めるのはゲーム終了時までに行えばいいのであって、早く埋める必要はありません。もっとも多い動物こそ「4檻」に入れ、それを「5檻」と交換するのです。あと1頭でまた完成ボーナスが得られます。「6檻」に移すのはその後です。先のカットモデルの例のように、言い換えればわらしべ長者のように、「一つの動物で何度もボーナスを稼ぐように、動物を回していく」のがこのゲームの真の魅力です。やってみると分かりますが、これはものすごく歯ごたえのあるマネージメントゲームです。(2コイン得られる5檻の逃げ道として、拡張檻の活用も重要です。)

ただ、ズーロレット基本セットのみの場合、最大の「6檻」が埋まってしまうと、その後の入れ替えが難しいこと、また動物タイル数もさほど多くないため、せっかくの箱庭系ゲームなのに、盛り上がってきてさぁこれから!というところで割とあっさりと終ってしまいます。交換アクションは、意図的に行わない限りは、せいぜい1回起きるかどうかでゲームが終わってしまうため、ここで言う「魅力」にも気づきにくいというデメリットがあります。こうした不満点を解消するのが拡張セットXXLです。

<拡張セットXXLについて>
この拡張によってもたらされるのは、動物タイルの追加と、外国の動物園への寄贈、の2つです。この2つがズーロレットを格段に魅力のあるものにします。完成した檻の動物は、外国の動物園へ寄贈することができます。完成している檻1つの動物を全てボードから取り除き、得点(4~6点で早い勝ち)が書かれたタイル1つと交換します。このアクションが加わったことにより、6の檻を空にすることができ、改めて動物回しが出来るようになります。もちろん4や5の檻を空ける手もあり得ます。動物タイルの量が増えたこともあって、ゲームが長引きますので、箱庭ゲームを存分に楽しむことができます。交換アクションのために、不要な動物を敢えて取って一頭だけ配置しておくといった手も重要なので、無駄な動物が減り、動物愛護の精神からもゲームが健全化(?)します。序盤から中盤に掛けては同じ動物を何度も迎え入れたり、外国へ寄贈したりしながらうまく檻を回していき、終盤には6檻の完成に向けてヨセの作業を行うなど、ゲーム全体を通しての方針を立てる楽しみも加わります。ズーロレットをお持ちの方にとっては必須の拡張と言えると思います。


長くなりましたので、とりあえずここまでにします。その他の拡張については、また改めて書きたいと思いますが、エキゾチック、ボスとも、フレーバー的なものなので、まずXXLを取り入れてのプレイを試してみてください。ズーロレットの魅力に改めて気づかれたのであれば、さらに拡張セットを購入されると良いと思います。

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2011/11/19

JAGA 11月19日

雨の中、目黒のジャガへ。


擬人化総選挙
P1150826
評価(梅)与えられたお題に一番近いと思う単語を8択で選ぶもの。最多得票を取ったものが正解にあたり、投票していた人が得点を得ます。まぁいうなれば8択のデモクラシー。ただ、どこを盛り上げて楽しむのかがわからず、淡々とプレイし終了。うーむ。


ルーンエイジ
P1150828
評価(保留)ルーンバウンドをテーマにしたドミニオンシステムのカードゲーム。ルールが難解で理解できず正しいルールでプレイできなかったため、評価は保留。


グリード
P1150829
評価(梅)定番のダイスゲーム。まぁそこそこですね。


マーシャンダイス
P1150830
評価(竹)今月のOさん持込みゲーム。火星人となって殺人光線を浴びせ地球防衛軍である戦車部隊を撃滅しつつ、人間、牛、鳥を獲得し得点を稼ぐイカした(イカれた)ダイスゲーム。なかなか面白かったです。


ノイ(大会)
P1150833
7人テーブルで3ダメージ勝負。一抜け(一負け)で敗退。


ズーロレット(+XXL拡張、+エキゾチック拡張、+ボス拡張)
P1150839
評価(松)ズーロレットには箱入りの拡張が3つ出ているのですが、その3つ全てを盛り込んだルールで4人プレイ。素直に面白かったです。良いゲームだと思います。このゲームの魅力については、先に予告しておりますが、近々書こうと思っています。

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2011/11/13

○○の魅力についてシリーズ第2弾の予告

以前、ゲームレビューの一考察として、シカゴエクスプレスの魅力について書いてみましたが、その第2弾として、「ズーロレット」(場合によっては+アクアレット)について書いてみようと思っています。

私のプレイ履歴はコロレット、ズーロレット、アクアレットの順、そして購入履歴は、コロレット、アクアレット、ズーロレット(拡張込)の順です。(特に意味はありませんが。)

巷のレビューでは、まずコロレットから入る人が多いようで、そのあとのズーロレットやアクアレットについては、「二番煎じ」といった印象がチラホラ見受けられ、コロレットのシンプルさ、切れの良さ、に比べると若干落ちる、とか、あえてズーロレットやましてやアクアレットまで買うまでもないかな、というコメントも見かけたように思います。

最近ズーロレットを拡張セットも合わせて買いまして、エキゾチック、ボス、XXLと3つの拡張をそれぞれプレイしてみたところ、ちょっと気づいた点(魅力)があるので、それをご紹介したいと思っています。

ズーロレットとアクアレットのレビューはいくつかありますが、拡張を含めたレビューとなるとほとんどないようなので、そのあたり、購入を検討されている方にとっても参考になればいいなと思っていますが、、、。

ウィークデイは本業で忙しいので、週末に時間があれば書く予定でいます。

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2011/11/01

最近購入したゲーム11/1

アクアレットが面白かったので、ズーロレット一気買いなど。

P1150825

ズーロレットシリーズの在庫が一通りあったミニチュアゲームマーケットというショップから購入。全て英語版です。ナビゲーターもようやく購入。フロントラインD-DAYはアップフロントの後継?かと期待。関ヶ原は傑作の予感がしていたため。クロノでも売っていてかなり安いのですが、海外発注の方がさらに安かったので一緒に。

ぼちぼちルールを読んでいきます。

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