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2011/12/01

ズーロレット(Zooloretto)の魅力について(その3)

ズーロレットとアクアレットの最大の違いは、檻の大きさが固定されているかどうかです。アクアレットでは、配置自由のフィールドが用意されていて、そこに3種類の水槽を作ることができます。枠の大きさは決まっていないので、5でも10でも集めて(固めて)巨大な水槽を作ることが可能ですが、全体のフィールドの大きさが決まっているため、例えば10個を集めて大きい水槽を作れば、他の2つの水槽を展開できる場所が相対的に圧迫されていきます。この配置バランスを考えながら動物たちを獲得していくところが、ズーロレットとはまたちょっとテイストの違った面白さです。

色々な動物を展示するよりも、1つの種類をたくさん集めることの方が難しいことから、1つの種類をたくさん集めることでボーナスが得られるようになっています。具体的には、3,6,9と3の倍数毎に1コインが得られ、5,10と5の倍数毎にワーカー(スタッフ駒)を得ることができます。このワーカーにはいくつかの使い方があり、ボーナス点を得たり、失点を軽減するなどの任務に就かせることができます。例えば「調教師」としてフィールドに配置することで、隣接する「芸をする動物→イルカ、アシカ、シャチ」タイルに追加ポイントが与えられるなど、水族館ならではの面白さを加味することに成功しています。ズーロレットの魅力として挙げた「枠の入れ替え」の面白さと直接同じ要素があるわけではありませんが、ズーロレットと違ってフィールドの拡張が好きな方向に複数回出来るので、調教師の配置問題と合わせてパズルのようにレイアウトを考える楽しみが加わります。

ゲーム単体としての完成度は、アクアレット>ズーロレットだと思います。アクアレットは、展開の多様性という点で優れており、ズーロレット単体ほどあっさりしすぎていません。普通にゲームを楽しむにはアクアレットをお勧めします。ただ、ズーロレットは枠が固定されているがゆえに、違う大きさの枠を設けたり、満杯になったものを空にするなど、拡張セット(ルール)を作りやすいプラットフォームを持ったゲームであると言えます。アクアレットのように自由度の高いゲームは逆に拡張を作りにくいのか、こと拡張については、ズーロレットのものばかりが発表されています。数多くある拡張の中から好きなものをあれこれ組み合わせて自分好みのルールに簡単に調整できる点でズーロレットは魅力あるゲームだと思います。財力がある方には、拡張を含めたトータルでの完成度、面白さという点で、ズーロレットをお勧めします。

振り返ってコロレットをプレイしてみると、なんとあっさりしすぎていることかと思われるのではないでしょうか。ズーロレットやアクアレットに比べてまったくもって物足りないのです。これまで書いてきたように、このシリーズ最大の魅力は「めくるか、引き取るか」の部分ではなく、「獲得した動物の管理」の部分であると思っていますので、そこの部分が無いコロレットを私はあまり評価していません。


以上、3回に分けて、ズーロレットについて、私なりに面白いと思う点、魅力について書いてみました。この一連の記事を読んで、興味を持たれた方は是非プレイしてみてください。

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コメント

いまさら『ズーロレット』でもあるまいと思っていましたが、交換アクションにそんな重要性があったとは。
『ズーロレット』はライトそうに見えて意外と面倒なので、その落差でいまひとつ高く評価できませんでしたが、そもそも面倒なマネジメントゲームだと思って取り組めばよいのかもしれませんね。

投稿: KOW | 2011/12/04 11:56

自分は典型的な「コロレットで良いじゃない」派です。ズーロレットのマネージメントの面白さという部分にはまったく気が付きませんでした。今度ズーロレットを遊んでみようかと思います。興味深い記事をありがとうございました。次はどのゲームについて語られるのか楽しみです。

投稿: けがわ | 2011/12/04 13:22

結局コロレットは「取ったら終わり」なんですよね。ズーロレットやアクアレットも同じシリーズとして語られるためそう思われがちですが、「取ってからがミソ」ということに気づくと俄然面白くなりますよ。ズーロレットはさらに「檻を完成させてからがミソ」というわけでより深い楽しみが待っています。

私が紹介したアクアレットの面白さは普通にプレイしていて気付く当たり前のことであり別に目新しくはありません。やはり、ズーロレットの交換アクションの面白さを体験してもらいたいです。

投稿: buqbuq | 2011/12/05 23:18

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