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2012/10/27

ドイツ紀行 その4

 計5つのホテルを利用しましたが、朝食はどこのホテルも同じ感じでした。パンが数種類と、ハム、チーズ、ソーセージ、シリアル、ヨーグルト、フルーツ少々、ドリンク、くらいしかありません。パッと見品数は少なく感じると思います。とくにサラダはあまり充実していません。トマトときゅうりのスライスがあるくらいです。これは渡航中に利用した5つのホテルすべてに共通しました。

朝食のビュッフェコーナー
P1170210


 さて、鉄道の利用ですが、これが日本の感覚とかなり違うので、初めてドイツに行った方は必ずや戸惑うことになると思います。そもそも鉄道に乗って移動することの考え方が違うんだと思います。これは後に紹介しようと思っている食事・買い物の問題にも関連します。

 ドイツの鉄道駅に行った日本人が、真っ先に違和感を覚えるのが「路線図が掲示されていない」ことです。例えば東京から新宿に行く場合、日本的な考え方だと、東京近郊の路線図がまずあって、その中で現在いる東京駅を確認し、新宿駅を探します。全体的な位置関係を路線図で把握した上で切符を購入します。その際、中野まで行けばいくらなのか、手前の四谷だったらいくらなのか、では間にある新宿はまぁこのくらいの値段かなといった、付随した情報(ドイツ的に考えると余計な情報かもしれません)も確認することができます。

 これに対し、ドイツでは路線図を掲示していないので、券売機で直接、目的の駅名を入力して切符を買わなくてはなりません。新宿がどこにあるか、位置関係がどうなのかは、当然知っているものであり、鉄道会社が教えてあげるものではないのでしょう。あるいは、位置関係など知らなくても、切符は買えますので問題がないという考え方なのかもしれません。

 切符を買うには、JRで言うところのみどりの窓口(現:びゅうぷらざ)にあたる、DB(ドイッチュバーン:ドイツ鉄道の意味)のサービスカウンターで対面で購入するか、券売機で購入することになります。

DBのサービスカウンター
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 混雑時には番号札を取って並ぶことになりますので、急いでいるときには使えません。また、ドイツ人?は、日本人と違って「へらへら」しませんので、カウンターで切符を買おうとすると愛想が悪く感じます。営業スマイルをしないのです。やり取りをしているうちに打ち解けていく感じはしますが、第一声で例えば「こういうチケットは買えるか?」と聞くと無表情で「ここでも買えるし券売機でも買えるよ」と返してきます。なかなか慣れないのでちょっとビビるかもしれません。

 さて券売機で買う場合ですが、これまた驚きの連続です。ミュンヘンで写真を撮り損ねたのでミッテンバルト駅のものを掲載します。おそらくドイツ全土でこの同じ機械が使われています。(赤い方)
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 日本の場合は、切符売り場コーナーがあって、券売機が集中配置してありますが、例えばミュンヘンでは、ドリンクの自販機のように、2~3台ずつ駅構内の色々な所に券売機が設置してあります。ドイツには改札がないので、日本のように改札の内と外を仕切る必要がありません。そのため、駅構内の移動はしやすいです。


構内に入ればホーム直結(ミュンヘン駅)
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券売機の例(トラム)
P1170991
 さすがに日本語には対応していません。ちょっと写真を取り忘れたので、トラムのものを代わりに掲載します。(このトラム用は日の丸が見えるので日本語対応かもしれません。)タッチパネル式になっていて、最初に言語を選びます。英語表記にしてタッチしていくわけですが、まず最初のメニューで、「目的地を入力して買う」を選びます。この時、「お得なチケットを買う」っていうボタンも出てくるんですが、条件に合うかどうかはあらかじめ日本で調べていった方が良いでしょう。ミュンヘンの場合、バイエルン州の鉄道が乗り放題になるバイエルンチケットというのが買えます。またドイツ全土共通で鉄道友の会制度がありバーンカードというものを年会費を払って買っておくと、25%オフになるなどのサービスがあります。それから海外からの渡航者には良く知られるジャーマンレイルパスがありますが、あれは最低3日以上が乗り放題になる切符で、ICE(ドイツの新幹線)にも乗れますが、2万円程度~となっています。そこまでの移動をするか微妙だったので今回は渡航に際し購入していきませんでいた。

 「目的地を入力して買う」を選ぶと、出発地に今いる駅名が自動的に入り、目的地欄に検索画面が出てきます。ミュンヘンからエッセンに行くのであれば、「E」とタイプします。するとEから始まる駅名候補が出てくるので、その中から選んでいく感じです。ここでまた面白いのが、路線図がない代わりに、切符を買う際に「いつ出発するのか?」聞かれるので、「すぐに」とか「30分後に」等と入力しなければなりません。すると、その時間から目的地に向かう電車の候補が3つ画面に表示されるのです。例えば、13時にミュンヘンで切符を買うとします。「すぐに」を選択すると、こんな風に出てきます。

13時10分発 乗換回数0  到着18時00分 ICE    135Euro
13時16分発 乗換回数2  到着19時10分 RE,IC  125Euro
13時30分発 乗換回数1  到着18時00分 ICE,RB 125Euro

 おおざっぱに言いますと、到着時間、乗換回数、列車の種類、金額等が表示されます。で、どれに乗るかを決めないといけないのです。ドイツで鉄道に乗るというのは、乗る時間を決めているということなのです。とりあえず帰りの切符を買っておくか、といった感覚は想定されていません(笑)

 各行の金額の右横に「買う」ボタンがあるのでどれかを選び、その後お金を投入すると無事チケットが出てくるのです。私はやりませんでしたが、確かこの時にprintというボタンも押せたと思いますので、詳しい乗継の案内を印刷したものがサービスとして出てくるのではと思います。でも実際にチケットを買う時でないと、どんなルートで行けるのかがプリントされてこないというのでは、困る場合もあるでしょう。そこで、駅構内に掲示されている時刻表を参考にするのです。

 券売機のすぐ近くに白い張り紙と黄色い張り紙がかならずペアで掲示されています。白い方は到着する電車の時刻表、黄色い方は出発する電車の時刻表です。出迎えでもない限りは白い方はみませんので、大抵黄色い紙の方に人が集まっています。で、これもまた日本とは発想が全然違うんで驚きます。

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 この写真はミュンヘン駅のものです。ポスター位の大きさの紙に分単位ですべての列車が記載されています。私はフュッセンというところに行きたいと思っています。時間は14時前くらいでしたので、14時のあたりを見ます。13時51分発のRE57510という列車がフュッセン行きで30番線ホームから出発するということを表しています。ちなみに次の14時にはTGVがパリに向けて15番線から出発することがわかりますし、ともに途中駅の到着時間が書かれています。日本の駅の時刻表は「方面・方向」に重きを置いているので、今いるホームに何時に来るのか?を表していますが、ドイツではあくまで電車が主役なので、RE57510という電車がどういう動きをするのか、途中駅の到着時間までも含めて表示されています。表示単位が方面ではなく電車なので、全ての電車が同じ紙に時間順に一緒に記載されているわけです。旅行者は、自分の行きたい方向の電車を時間を下って探していくことになります。

 このほかに、ホームに電光掲示板があります。これはミュンヘンからICEでエッセンに向かう時のホームの様子です。
P1170995
 ドルトムント行で途中の駅名なども表示されています。ICEの場合は電車に乗ってしばらくすると車掌さんからICE624号ならICE624号専用のパンフレットが配られます。そこには、170キロ離れたニュルンベルクに15時に到着すること、そしてニュルンベルクでの15時以降の乗り継ぎ電車がズラーッと羅列されているのです。これが、終点まで停車する駅すべてについて書かれています。現物を捨ててしまったのでお見せできないのですが、なんか無駄なような合理的なような、なんというか、やはり日本的な発想とは違うなぁと感じました。


ICE車内の様子
P1180002
それから指定席というのはあるにはあるのですが、いまいちシステムが良くわかりませんでした。券売機等で買う際に4ユーロほどを追加で払うと席を確保してくれることになっています。座席の左上に電子表示板があって「空席?」とか「フランクフルト~ケルン」などと表示されます。空席の場合には自由に使ってよく、区間が書いてある場合にはその間は予約が入っているので座らないようにということのようです。ただ、指定を買ってみたのですが、「空席」なのかなぁ。freiなんとかって書いてありました。始発駅から予約した場合にはそう表示されるのかもしれません。

ちょっとぼけてますが、、、
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続きます。

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コメント

ブクブクさん、こんにちは。
ドイツ紀行、楽しく拝見しています。

地域の路線図は探せば駅構内の壁などに貼ってあります。SバーンとUバーン、それにREくらいの範囲なので日本と同じ感覚かと思います。
窓口や旅行センターでもらえることもあり、持っていると便利です。日本のような料金が書かれた路線図がないのは、ゾーン制が主流だからだと思います。

切符はICEだけ(もしかしたらICも?)が確か追加料金なので、その利用部分さえ合致していれば時間を問わずに乗れると思います。
その辺りのルールが結構分かりずらいのですが、表示されるスケジュールは参考ということだったと思います。
もちろん指定席を取ったら特定の列車に乗らなければなりませんが、これは必要になってから追加で取ることもできます。
有効期限が2日以上あることも多いので、翌日の移動までまとめて買うと安くなります。もちろん何度でも途中下車は可能です。

自分は去年も今年もバーン25カードというのを買いました。これは20ユーロで、すべての切符が25%割引になるという優れものです。
ただキャンセルの手続きが少々めんどうなので、あまり旅行者は使わないようです。

>ICEの場合は電車に乗ってしばらくすると車掌さんからICE624号ならICE624号専用のパンフレットが配られます。

これはすごくドイツらしいし便利ですよね。無駄なのかもしれませんが、楽しいので結構持って帰ってしまいます。

投稿: けがわ | 2012/10/30 10:52

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