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2012/10/28

ドイツ紀行 その5

ドイツの鉄道と交通事情についてもう少し触れます。
おおざっぱにこれだけの種類があります。

・バス
・トラム 路面電車
・Uバーン 地下鉄 車両は路面電車です。
・Sバーン 近距離用電車 日本で言う 各駅停車
・RB  レージオナルバーン 地域電車 日本でいう準急
・RE  レージオナルエキスプレス 地域急行 日本で言う急行
・ICE 特急 日本で言う新幹線。ちなみにドイツでは英語が通じますが、なぜか「アイシーイー」だけは通じません。「イーツェーエー」だったかな、ドイツ語読みしないと通じませんので、注意してください。

 ICE特急は白い車両、RE以下は赤い車両と決まっていますので、色でわかります。トラムやバスは地域ごとに色々な色があります。

 前にイギリスに行ったことがあると書きました。今はどうなっているかわかりませんが、私が行った10年くらい前の記憶では、イギリスの電車やバスは行き先が書いて無くて苦労した思い出があります。街中を走る2階建てバスについても「45中央線」という表示になっていて、それが上りなのか下りなのかの判別がつかないのです。見知らぬ街にふと降りて、路線番号は確認したものの、道路の方角がわからないときに、これでは苦労します。実際に反対方向へ行くバスに乗ってしまいました。この経験があったことから、ドイツもどうかなぁと不安に思っていたのですが、その点では大丈夫でした。

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これが電車の横です。ミッテンバルト行なのですが、ちゃんと行き先が書いてあります。もちろん電車の先頭車両にも表示されています。バスやトラムについても、「16中央線」という表示でなく「16東京駅」とか「20高尾広場」等と表示されていますので、路線と方向を確認することができます。ドイツの鉄道は車両は少ない代わりに2階建てになっています。逆にICEはやたら長く、20両くらい連なっていたように思います。


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これがミュンヘンのトラムの様子です。「19パッシング」と書かれています。19号線でパッシング行きです。

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ミュンヘンのトラムの停留所です。このように同じ停留所にいくつかの路線が乗り入れています。

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これが路線マップ。停留所に大体掲示してあります。トラムの場合には路線図があるのでこうして位置関係を確認して乗ることができますが、目的地までのチケットにもゾーン制が取り入れられたり、4つ目までの停留所なら近距離用チケットがあるとか、都市によってもチケットの種類がいろいろあるようで混乱します。(基本的には現在地と目的地を入力し購入すれば良いです。)赤とか青色のついているのがトラム。たくさんある黒っぽい緑色の線はバスです。中央やや左にあるhauptbahnhofがミュンヘン中央駅です。

トラムの料金ですが、近距離用で1.5ユーロ位、通常の片道が2.4ユーロ位が相場です。エッセンでもミュンヘンでも同じくらいだったと思います。日本のように色々な私鉄会社があるわけではなく、ドイツの場合には国鉄(DB)のみです。日本で例えると、JR(分社化していない本体)が新幹線から地下鉄、トラム、バスまで全て一括管理しているイメージです。地域ごとにJR東日本、JR九州のような会社があるのですが、地域サービスに徹する感じで、その地域のパンフレットや、その地域限定チケットの案内を子会社として用意しているくらいに感じました。(あまり表に出てくる印象ではありません。)

トラムについては、市内観光に便利とあって、ちょこちょこ乗りました。ただ切符については一日券のようなものを買いました。ミュンヘンについては、前述のバイエルンチケットを買ったので、これにより、ミュンヘン市内のバス、トラム、鉄道はもとより、バイエルン州全てで乗り放題になります。また、エッセンでは、DBのカウンターで、エッセンの入場券を買えると勘違いしていて、ここで買える?と尋ねたところ、エッセンのメッセ会場までの乗車券を買いに来たと思われ(鉄道の窓口だからあたりまえですが)、5.7ユーロのチケットを日数分購入しました。入場券は12ユーロ位と聞いていたので、安すぎるなぁ、なんか違うチケットなんじゃないか?と不安に思い、ネットで調べたり、けがわさんにメールしたりして調べていると、どうもエッセン市内の鉄道、トラム、バス乗り放題の一日チケットであることがなんとなくわかってきました。片道が2.4ユーロ位なので、ホテル→会場→中央駅→ホテル程度乗ることが見込まれたので、まぁ買ってよかったと思いました。DBの人は、ホテルから会場までの移動をあれこれするのであれば、これが安くて便利だろうということで勧めてくれたんだと思います。

ドイツには改札がないということにも触れたと思います。特急に乗ると検札がありますが、ローカル線(RE,RB)については、混雑具合により、あったりなかったりでした。特に、エッセンからケルンに夕方向かったときなんかは、乗り切れないほどの混雑ぶりでしたので、検札はありませんでした。キセルも可能ですが、罰金が6000円くらいだったかな?かなり高いので真面目に買って乗ってください。結局時刻表と同じで、駅が主役ではなく電車が主役なので、検札も電車の中で行うスタイルなんですね。日本はホームごとの時刻表があり、駅で改札をしますが、ドイツは電車ごとの時刻表があり、電車の中で検札をします。

トラムについては、停留所に券売機がある場合と、トラムの車内に券売機がある場合がありますので、いずれかで切符を購入します。そして日付押印装置が車内にあるので、そこに切符を入れて、日付を刻印します。ただ、刻印機が壊れていることもありますので、その場合はしなくてもいいと思います。トラムは近距離ということもあり、何度か乗りましたが一度も検札はありませんでした。キセルも可能ですが、ちゃんと切符は買いましょう。多くのドイツ市民は、定期券にあたるものを持っているようで、いちいち刻印機を使ったり切符を買っているようではありませんでした。1000とか3000と書かれたテレホンカードのような感じのカードを持っているようでした。


鉄道の話はこれくらいにして、その他ドイツでのビックリ事情をいくつか触れておきます。この連載の1回目に、持っていくと便利なものをいくつか紹介しましたが、大事なものを忘れていました。それはコンビニ袋、スーパーのレジ袋、そしてエコバックです。ドイツで買い物をしても袋はくれません。特に飲食関係は、ほぼ100パーセントの確率で袋をくれません。駅などにキオスクやサンドイッチを提供する「インビス」と呼ばれる軽食スタンドがあるのですが、そこでサンドイッチとコーラなんかを買っても日本のようにビニール袋はもらえません。電車に乗って食べるとか、家に持って帰って食べるという感覚がないのか、その場で食べることを前提としています。ただでさえ重いスーツケースや手荷物がありますので、電車で食べようとあれこれ買う際には気を付けてください。持てない場合があります。

こんな感じで紙を添えてくれるだけです。ちなみにマスタードは甘めのタイプでたっぷりかかっていても辛くはありません。
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ミュンヘンでけがわさんに会った時、彼がデパートでゲームを買ったのですが、デパートですら、袋をくれませんでしたので、自分の持っている袋にしまうことになります。後ほど紹介予定ですが、エッセンのスーパーで食材を買った時も袋はくれませんでした。エコバック持参が当然という感じです。エコバックはスーパーや街中でのドリンクの買い物の際に重宝しますし、コンビニ袋などの捨ててもいいような袋は、サンドイッチなどを食べた後のごみ袋として使えます。特にコンビニ袋は10枚程度、小さめのもので良いので、必ず持っていった方が良いです。

それから、ドイツはなぜかトイレが有料です。無料なのは、空港と、エッセンのメッセ会場、ホテル、そして電車くらいです。飲食店も店内にある場合には無料ですが、それでもトイレの入り口のところに寸志を提供できるようにお皿などが置いてある場合もあります。公衆トイレや駅のトイレは有料です。それからびっくりしたのですが、デパートのトイレも有料です。ギャレリアという緑色のロゴのデパートがエッセンやミュンヘンなど各地にあるのですが、トイレは有料です。従って、電車を降りる前などにトイレを使っておくようにすると良いらしいです。もう国民性なんでしょうかね、トイレは有料という共通認識が国民の間にあるようです。また、日本の買い物時における過剰包装についても考えさせられました。

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これは一例ですが、入り口がゲートになっていて、基本的には50セント(1ユーロの半分)のコインを入れないと入れません。小でも大でも料金は同じです。たいてい、掃除というかトイレ担当の人がいて、常に掃除をしているのできれいではありますし、有料ということもあり、皆さん我慢するのか、そんなに混雑もしていません。お金は払わなければなりませんが、使い勝手は良いです。緊急事態の(漏れそうな)とき、大きいお金しかなく、両替機が無い場合には中に入れませんので、50セント、1ユーロのコインを常に持つように心がけた方が良いと思います。

観光地の公衆トイレも有料で、50セントにする両替機までついています。水のコストが高いのかなぁという印象を持ちました。ちなみにドイツの水道水はそのまま飲めました。街中で飲み物を買う時に、コーラ、ジュース、水くらいしか種類がないので、とりあえずミネラルウォーターを買い、夜ホテルでそのペットボトルに水道水を補給し持ち歩くようにしていました。スーパーなどでは500ミリが1ユーロ強、インビスなどでは2ユーロ強しますので、飲み物代だけで結構コストがかかりますので、こうして節約したらいかがでしょうか。

あと、コインロッカーですが、中央駅にはあります。ミュンヘンとデュッセルドルフでは実際に利用しましたし、エッセンでも確認しました。
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料金は日本の標準的な大きさ(300円~400円)のもので1.5ユーロ、写真のようなスーツケースが2つ入るサイズで5ユーロくらいです。エッセンについては、南口を出て左に行ったところにコインロッカーコーナーがあります。シュピール参加者はおそらくホテルに預けたままにしているので、そんなに混んではいません。

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最後にコンセントの写真を載せておきます。Cタイプはこんな感じです。プラグを付けて日本の家電製品をつなげるわけですが、220Vだったかな、日本とは電圧が違うので、それに対応した充電器なのか確認してください。デジカメ、ipad、携帯電話位であれば、100~240V対応の充電器になっているとは思いますが。


次回は、エッセン市内の様子に触れます。

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