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2014年11月

2014/11/30

立川ぼどげ会 11月29日

小雨交じりの土曜日、前回のプレ(第0回)開催に続き、第1回立川ぼどげ会に参加しました。


枯山水
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評価(松)話題の庭園造りゲーム。到着してすぐプレイに誘われ3人でプレイしました。石のペイント、造りは確かにすばらしい出来栄えですが、タイル(砂の紋様)の構成というかルールが実によく考えられているなぁと感心する作品です。枯れ庭素人としては、渦を作る場合に正円でないといけないという先入観があったのですが、半円なりクォーターなりから流れに身を任すパターンに持って行ける(「S」字や「C」字状に砂の流れが出来る)ところに感動しました。作品全体のコンセプトが一貫していて無駄なルールやブレが無いところが完成度をさらに高めています。

この日最初のゲームでは、最高点15点の竜安寺カードが来たのですが、良く考えずに序盤から臥せ石を置いていたら、右端に置かなければいけない臥せ石の在庫がなくなってしまいました(笑)点数の高いカードは、単純に置く数が多かったり、価値の高い石が求められていたりするのですが、最高点の竜安寺の場合、庭の右端(お坊さんの移動先として遠い方)に複数の石を置くことが求められており、かなり難易度が高いです。(その分点数が高い。)とくに臥せ石は中央部に置くと3点になるので人気が高く、在庫がすぐになくなってしまうので要注意です。

それから話題の「強奪」ルールについて一言。これはタイルを配置しようとした時に、他プレイヤーに奪われてしまう上に当人には何の見返りもない・・・ということでかなりセンセーショナルな受け止められ方をしています。ただ私は強奪されることがそんなに悪いことではないと思っています。このゲームのキモは「手順2」にあります。徳を高めること、お坊さんが動くこと、石を取得し庭に置くこと、これらのアクションが非常に重要なことはプレイされた方ならお分かりかと思います。誰しもが手順2をたくさん行いたいんです。そのためには、なるべくゲームが長引く方が良いわけです。手順1で譲渡か強奪されれば自分の庭にタイルは置かれません。その結果、手順2を行える回数が1回分増えます。もちろん全員の手番が増えるわけですが。また、自分の庭の進展が遅くなると強奪の希望がかち合ったときに優先されるという利点があります。

さらに強奪ルールのおかげで、タイルの引き運の悪さが回避できています。自分が引いたタイルか、譲渡による交渉で得たタイルしか使えないとなると、タイルの引き運が悪い場合どうしょうもありません。しかし強奪のルールがあることによって、自分以外のだれが引いたタイルであっても獲得できるチャンスがあるのです。(破棄とか、そもそもゲーム終了時まで引かれないタイルとかあるので全てではありませんが。)引き運という天の定めのブレがこのルールによって緩和されています。

ゲームマーケットの場では購入に至りませんでしたが、その後の評判を見るにつけ、通信販売で私も購入しました。家ではもっぱら2人プレイですが、人数が多い方が面白いと思います。良いゲームだと思います。きっと外国人にもバカ受けするでしょうね。量産は難しいでしょうが。

最後に、このゲームで一つだけ不満があります。それは横石の1つが臥石と間違えやすいことです。泥色のヤツね。あれもうちょっとわかりやすい形にならなかったのかなぁ・・・。



アイバージエンジン
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持参したところ興味を持っていただき、3人でプレイ。



100!
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評価(梅)
リアルタイムでやるラックオー。なぜリアルタイムにしたのか大いなる疑問が残りました。失敗作だと思います。手札枚数が多く、ソートするのに手いっぱい。扇状に広げるにはちょっと枚数が多いので何度もカードを開いたり閉じたりして数字を確認。はたから見るとあわただしいので盛り上がっているように見えますが、あまり面白くありません。リアルタイムだけに写真を撮る暇がなくパッケージのみ紹介。素直にラックオーをプレイした方が・・・。



なつのたからもの
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評価(竹梅)
リメイク前の「ノミのサーカス」は持っていましたが、この版でプレイするのは初めて。「トリオ」とかなんかそんなルールがあったよなぁと。まぁ可もなく不可もなくでしょうか。



ドゥードゥルシティ
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評価(竹)サイコロを振ってシートに記入という最近流行(?)しているスタイルのゲーム。ちょっとルールのとっつきが悪く、また何をするとどう得点が増えるのかがわかりにくかったです。やっているうちになるほどなぁと分かってきますが。

好きな目にできる「6」を使うと、ペナルティとして木が一本ダメージを受けるのですが、最終的に最多倒木者は-4点しか喰らわないので、「6」があったらどんどん活用して引きたい線を引く作戦が良いのではないかと思いました。



ルチャドール
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リクエストがあったので、タッグマッチを1戦。3カウントピンフォール勝ちでした。



バウザック
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評価(松竹)
いや~、超懐かしい。今売っている奴は箱に入ってるんですね。豆はプラスチックの宝石になっていました。10宝石(豆)持ちで、手番に好きな部材をオークションに掛けるか、いやな部材を左隣に押し付けるか(以降、「引き取る」か「+1宝石レイズで左隣に流す」かを繰り返す)をして積み上げていき、崩してしまった人の負け、というルールでプレイ。土台に使うものだと思っていた長方形の安定した部材は子供用のスタート(土台用)部材だとかで、大人は使用しないらしい。へー。

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なかなか面白かったので、家に帰ってから私物を久しぶりに確認。発売されて間もないころにドイツから輸入しようと思っていたらメビウスに少量入荷したので購入したような記憶があります。その後どうやったのか覚えてませんが、拡張キットも購入しました。時を同じくしてバウザックノワールという黒い木のバージョンも売り出されましたが、すでに拡張込で入手していたので手は出さず。その後東急ハンズだったかで追加の木材を物色したりもしましたが、結局安定部材しかなく購入はしたものの追加はしていません。さすがに袋にはシミが浮き(洗濯しましたが)、横糸もほつれ穴が開いてしまったので、今は別の縞々袋に入れています。そうそう、紐とクリップがついていてこれで高さを測るというアナログルールに当時皆で大笑いしたのが懐かしい思い出です。たま~にしかプレイしないゲームですが、また家でもやってみようと思いました。



枯山水
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60点越えました。



クシディット王国記
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評価(竹梅)
時刻は19時半をまわり最後に1ゲームをということで、4人ショートルールでプレイ。これまたリメイク前のヒマラヤを持っていたのですが、新版をプレイするのは初めてです。確かヒマラヤでは香辛料とかなんか材料を仕入れて、別の村でそれを売るみたいな商人キャラを演じていたように思いますが、新版はファンタジーテーマになっていました。材料ではなく勇者というか戦士というかを雇い入れ、モンスターを退治しに行くという構図になりました。

最初にヒマラヤをプレしたときにすごく感動してすぐに購入に至ったのですが、その後のプレイで今ひとつな感じがして結局処分(売却)してしまいました。この日のプレイでもなんとなくパッとしない感じが終始付きまといました。このゲームは行動をプロットし、バッティングすると何もできないというところがミソなわけですが、得点システムが1点を争うシビアな競争になっているので、序盤ならともかく、ゲーム終盤、特に最終ターンなどでバッティングしてしまうともうその時点で勝ちはなくなってしまいます。勝利判定システムも面白い方法ではあるのですが、致命的なバッティング一回でその人にとってのゲーム全体がぶっ飛んでしまうため、30分くらいで終わる軽いゲームにまとまっているのならまだいいものの、通常ルールでのプレイなど2時間程度やる場合には、一発勝負感が強すぎてしまうのが今一つかなぁと感じるところです。プロットシステム以外の部分、塔を建てたり、お金を稼いだり、チップを置いたりという行為そのものにも感情移入できないというか、今一つ何のためにやっているのかよくわからないので、やっていてあんまり面白いと思わないんだよなぁ・・・。

また、初版のヒマラヤも駒が扱いにくかったのですが、それでも資源駒は四角キューブでした。新版では、資源にあたる戦士たちがフィギアになっていて、登場時に一つ一つ立てないといけないのが結構めんどくさいです。このフィギアのおかげで価格が高いこともあり残念な感じがしました。キューブにして価格を下げた方がよかったんじゃないかと・・・。

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2014/11/23

JAGA 11月22日

先月はエッセン旅行中だったので、二か月ぶりにジャガ@目黒に参加。
この日は連休の初日ということもあり(?)参加者がいつもより多く盛況でした。


ルチャドール
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評価(松竹)4人集まったところでとりあえずプレイ。簡単で盛り上がるゲームなので好評でした。(第2版から導入された)アドバンスルールのうちキラーコンビネーションのルールを入れてみましたが、使う人はいませんでした。


アイバージエンジン
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こっちの方がおすすめだよ、ということで4人でプレイしてもらいインストに回りました。


カツカレー喰ってる場合か
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評価(竹)ちょっと気になり、ジャガに来る前に購入しました。結果一枚も取れず(涙)。うーん、どうだろう、面白そうな要素は持っていて、面白いと感じる人もいるんだろうけど、個人的には楽しいけどゲームとしてちょっと破綻している部分も感じました。もっとも作者は洒落のわかる人向けに作っているのでその意味では成功している作品ではあります。

個人的に気になった部分について少し触れておきます。お題カードに対して基本的に最高額のカードを出した人が落札できますが、次点の人との金額差が2倍以上であると無効になり、次点の人が落札します。(以下同様) 往年の名作(?)ゲーム、「マネージャー」で用いられていた価格チェーンのシステムが取り入れられています。マネージャーの場合にはビジネスゲームということもあり、手持ち現金も資産(VP)になりましたが、このゲームは「はげたかの餌食」スタイルを採っており、手元のお金カード自体はプロットカードでしかなく、ゲーム終了時に価値はありません。また、落札できなかった時には使用したお金カードを左隣の人に回すというルールにより、手札の入れ替えができるようになっています。

あえて高い金額カードを残しておく必要がないため、適当と思われる金額のカードを手に入れようと、交換目的で高額カードをプロットすることが気軽にできてしまいます。一人だけだったらまだいいのですが、同じことを考えていた人がもう一人いた場合、二人の金額が2倍以内に収まって決着してしまうということが度々発生してしまいました。

たとえば「すき焼き」というお題に対して、600万とか800万というカードを交換目的で出す人が複数出てしまうと、数千円~数万円くらいの常識的な金額のカードを持っていてもしょうがない・・・・というか、お題がなんであろうと、手札交換に出る人が同じラウンドに2人出てきてしまった時点で、そのラウンドは破綻してしまうわけです。「取るつもりなかったんだけど、取れちゃった」っていう感想が度々聞かれました。意図して捨てラウンドにしたのに得点できてしまうというのは、ゲームとして何かおかしいと思います。800万円のすき焼きは確かに笑えますが、面白くはありません。ハウスルールを何か考えられればと思っています。


トランプゲーム大全より
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ゲームマーケットで先行発売されたトランプの大辞典。結局赤桐さんのホームページにいけば全部出てるんじゃないの?ということで私は買いませんでしたが、適当なページを開いてそのゲームを試してみる、、、という遊び方をするのであれば「本」として購入するのもありかなと思いました。


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結局2ゲーム目は、ゴルフ。本からではなく、知ってるゲームやってるし・・・。


アイバージエンジン
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例会の終盤、私もプレイしました。2ゲーム。


ルチャドール
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最後にこれを。再びタッグマッチを基本ルールで。

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2014/11/16

ゲームマーケット 2014秋

今春、「もはや同人イラスト祭りと化してしまった」と嘆いたゲームマーケット。直前まで参加を迷いましたが、ロストレガシーレジェンドに興味を持ったことから、一念発起し秋開催に参加してきました。


会場到着ほぼ10時
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今回はカタログを事前購入していなかったので、外の待機列に並ぶ前にチケット売り場へ。5分ほど並んで購入し、外の待機列に出てみると、すでに移動が終わりそうな状態で、待機することなく歩いてそのまま入場。10時ごろ会場に着くと待たずに入れて良い感じです。


入場直後の様子(10時10分ごろ)
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この時間が一番のにぎわい。


今回の戦利品
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購入計画にあったのが、ロストレガシーレジェンドと百年戦争拡張、あとはアグリコラ本、ピーパーカードゲームといったところ。会場で見かけて欲しくなり購入したのが、D-Dayダイス(HJのバーゲン)とSangoku(三国志のカードゲーム)です。締めて14100円。


<今回の感想>
一部の小ロットの同人ゲーム以外、つまりメジャータイトルのものは、お昼ごろまでに行けば大体買えたのではないでしょうか。大手(?)は結構在庫を用意していたように思います。あと今回はスワンパナシアが出店していなかったのでスリーブ類が購入できませんでした。もう撤退なのかなぁ・・・ゲームマーケットの主目的なのに。

会場内を色々とまわっていると、結構魅力的なゲームを見かけるようになりました。前回のゲームマーケットを同人イラスト祭りだと嘆きましたが、全くゲーム内容と関係のない萌え・ロリ路線の美少女イラストではなく、ゲーム内容とイラストがリンクし始めてきています。例えば羊やペンギンなどの動物系や、ギャグ漫画風のタッチであったり、数字やアルファベットをセンスのあるデザインに仕上げたもの等をよく見かけました。親しみのある絵柄のものが多く、誰もがちょっと手に取ってみようと思わせるものが増えてきたように思います。購入をかなり迷った作品がいくつもありました。もちろん、多少おっぱい強調系やパンツ見えてます系が残っていますが、もはや少数派と言っていいでしょう。この流れが続くようなら、ゲームマーケットにまだまだ参加する価値がありそうです。

ロリ・萌え系イラストのゲームは、ゲーム内容ではなくイラストが命なので、ゲームをするうえで最も大事なカード効果が書かれているテキスト部分の面積が割を食ってしまい、極端に小さい字になっていて読みにくく、プレイアビリティが徹底的に低いのが最大の問題です。プレイヤーの立場に立って考えてみればすぐにわかることだと思うのですが、どうしてああいう作り方をするんでしょうか。トレーディングカードとして売ればいいのにといつも思います。

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2014/11/03

杉並ボードゲーム同好会 11月2日

天気も回復し2か月ぶりに参加。


ルチャドール Luchador!
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エッセンで購入したプロレスダイスゲーム。レスラーは全部で9キャラクター入っています。必殺技の名称だけ違う基本ルールと、キャラクターの長所・短所・個別ルールを盛り込んだ上級ルールの2通りで遊べます。また試合は1対1のシングルマッチか2対2のタッグマッチで行いますが、オプションルールとしてバトルロイヤルなどのバリアントもあります。

私は何度かプレイしてるので、レフリー役となり、2対2のタッグマッチをプレイしてもらいました。先陣を切ったレスラー2名が戦います。レフリーのカウントダウン3!2!1!ファイト!の掛け声と同時に、お互いに基本ダイスを4個ずつ同時にリングに投げ入れます。この時、はじき合ったり、ファンブルしてリング外に出てしまったダイスはカウントしません。リング上に残ったダイスの「ヒット!」の目の数だけ、相手にダメージをあたえる(別の)緑ダイスを振ることができます。基本ダイスには、ヒットの目の他に、ブロックやカウンター、ミスの目があります。カウンターで相手のヒットをこちら側のヒット目に変えたり、ブロックによりお互いのヒットの目を打ち消し合ったり、という相殺処理が行われます。

最終的に残ったヒットの数だけ、チョップやキックなど1~3ダメージを与えることのできる緑色のダメージダイスを振ることができます。また、ヒット2個分で黒い大技ダイスを振ることもできます。例えば3ヒット与えていれば、緑ダイスを3個振るか、黒ダイス1個と緑ダイス1個を振ることができます。

黒ダイスには最大7ダメージを与える大技が出る可能性がありますが、ミスの目や、自分自身がけがをしてしまう目もあり、ギャンブルになっています。

ダメージを受けることで、体力メーターが下がっていき、0になってしまうとKO負けです。また、残り体力が6割くらいになると、相手にピンフォールされてしまう可能性が出てきます。最初に振り合う基本ダイスにはピンフォールの出目があり、相手の体力が12以下の場合、ヒットの処理をした後でピンフォールできるチャンスがあります。ピンフォール判定用の黄色ダイスを振り、ピンの目が出れば抑え込みです。フォールされた側は、3回のチャンス(3カウント)のうちに既定の出目を出さなければフォール負けとなってしまいます。

タッグマッチの場合、体力が低下してきたらタッチをして交代で戦っていくことになります。シングルマッチよりも、みんなでワイワイやる方が断然面白いので、タッグマッチをお勧めします。

評価(松竹)基本的にバカゲー枠ではありますが、プロレス好きならニヤリとさせられる要素が随所に見られます。プロレスが好きな人なら評価が一段階上がるのは間違いないでしょう。プレイしてもらった面々にも好評でした。

ゲーム序盤は少々たるいです。お互い、小技を繰り出し、少しずつ体力を削っていきますが、ともすると、単調なダイスの振り合いになり決め手に欠く展開が続きます。しかしやがて、ピンフォールに持ち込める状況になると、俄然盛り上がりを見せます。このあたりが実際のプロレスの流れに非常に似ているように感じられました。ピンフォールについても、特定の組み合わせによりカウント1で跳ね返すと、逆に相手をフォールできるというルールがあり、猪木・藤波のスモールパッケージフォールドの掛け合いが再現されているかのようだと感心しました。

プロレスゲームと言えば、これまで、古くはアバロンヒルのレスリンや、ツクダのザ・プロレス、それからゲームフィックスだったかワンスモールステップの付録ゲームでプロレスゲームがあったように記憶していますが、、、、それらは基本的に従前のサイコロを用いたカードゲームの体裁を取っていました。このゲームは今の時代、カスタムダイスを作れるということもあり、ダイスゲームに見事に昇華させた点が良かったんだと思います。エッセンでは30ユーロで売られていましたので、日本に入ってくるとしても結構良い値段になるかもしれません。


レディトゥロック Ready to Rock!
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ロックフェスティバルの観客となって、客席最後方からステージ最前列を目指すカードゲーム。

評価(竹)これまたテーマゲームです。システムとしては、迷路ものです。手番に手札から群衆(通路)カードをプレイし、自駒をステージに向かって進めていきます。その他に、ロックフェスティバルでありがちなシーンがアクションカードとして入っており、様々なイベントが起こるというゲームです。5人でプレイしましたが、別にゲームとしては破たんせず、無難に終了しました。テーマに理解がある人以外には、オーソドックスな迷路ゲームなので、そこそこの評価かと思います。2013年のゲームのようですが、今年のエッセンでもブースで売られていました。



ニムト
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評価(竹)ノーマルルールで7人プレイ。日本語版というのか、今の版には色々なバリアントルールが紹介されているんですね。どれも面白そうでした。



ルアーブル
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評価(竹)やってみたいという希望があり4人でプレイ。久しぶりにプレイしましたけど面白いですね。アグリコラもルアーブルも、最終的に目指す形が決められているようなイメージがあって、今一つ突き抜ける感じが無いんですが、ルアーブルの方が幾分、「まんべんなく育てなくても良い、好きなことに特化しても良い」という自由度が高い感じがするので、こちらの方が好きだなぁと思う時もあります。まぁどちらも良いゲームには間違いありません。



アイバージエンジン Ivor the Engine
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スノードニアを出しているメーカーの今年の新作。

評価(ダブル松)いや~、これは面白いです。エッセンで買ってきたゲームの中で私的評価ナンバー1です。すでに10回以上プレイしましたが、プレイ感が軽いこともありすぐまたプレイしたくなります。来年のシュピールデヤーレス(赤ポーン)狙えるんじゃないでしょうか。

最初、BGGでの前情報や、現地で実物を見たときも、今一つどんなゲームかわからなかったので、購入を迷ったのですが、最終的に何か感じるものがあり購入しましたが、大正解でした。

イギリスで70年代ごろに放映されていたIvor the engineという機関車の物語(機関車やえもんとか、機関車トーマスのようなもの?)があって、イギリス人なら誰もが知ってるらしいのですが、その世界観をモティーフにしています。

ボードには20の地域があり、それぞれ線路でつながっているところもあれば、つながっていないところがあります。最初にランダムに羊を各地域に配置し、各自のスタート位置を決めてゲームスタート。ゲームの目的は羊を集めることです。5人プレイの場合20羊を集めた人が出たターンで終了。1羊=1VPで、そのほかのボーナス点を加味してもっとも得点の大きい人の勝利です。

・自分の手番では、まず自分の機関車がいる地域の羊(がいれば)を一つ獲得します。もし、その地域の最後の1匹であれば空にしたボーナスとして2羊が追加でもらえます。

・次に、機関車の移動とカードプレイが出来ます。機関車は隣の地域に1つだけ動けますが、石炭駒1つに付き追加で1歩動くことができます。最後にカードを補充して手番終了。大まかな流れはこんな感じです。


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ゲーム開始時に手札として3枚のカードが配られます。これはジョブカードと呼ばれ、目的地カードとしてか、アクションカードとしてか、どちらかの使い方ができます。カードの上半分には目的地域名と羊の数が書かれています。これは、その地域に行ってカードをプレイするとそこに書かれた数の羊がもらえるということを表しています。ただし、ジョブカードを目的地カードとしてプレイすることができるのは、その地域に羊がいない場合のみです。ここがこのゲームの面白いところで、羊自体は得点になるのですが、たくさんの羊がもらえる目的地カードの条件を達成するには、その地域の羊が0になっていないといけないのです。つまり、自分または他のプレイヤーにより、あらかじめ羊を獲得して(取り除いて)おかなければいけないのです。

カードの下半分には「追加で2移動できる」とか「好きな地域から羊を2つ獲得できる(→こういうカードも駆使して、自分が狙う目的地の羊を減らす訳です。逆に羊を追加配置できるカードなどもあり、他人の妨害などに使えます。)」など、色々なアクションが書かれています。下半分のアクションカードとして使用する場合には、羊の数(有無)は関係ありません。手番中に制限なく好きな枚数を使うことが出来ます。もちろん、使用したらそのまま捨て札になるので、目的地カードとして使用することはできません。(逆もしかりです。)

見た目がメルヘンチックなので、最初は子供向けゲームかなと思っていたのですが、セットアップがランダム配置であること、カードや石炭を使用した追加移動とジョブカードの複数達成といった様々なコンボが可能であることなど、大人向けの至極真っ当なゲームに仕上がっています。程よい運、戦略、ランダムネス、と見事なゲームバランスです。また勝利条件のラインが絶妙で、意外と早く達成できるので、結構スピード勝負というか展開の速いゲームです。おそらく10ターンかからず、7~8ターンで終わるんじゃないでしょうか。人数にもよりますが、慣れれば1ゲーム30分程度で終わります。

地域名に馴染みが無いので最初は場所探しに苦労しますが、とにかくプレイしていて面白いのでと繰り返しプレイしているうちに20しかない地域は大体覚えてしまいます。そうすると今度は原作から派生してきている物語性というものが感じられるようになってきます。例えば、ポニーの牧場地域というところでは、アクションカードが追加移動できるものであったり、金鉱や炭鉱地域では金や石炭がもらえるカードになっているなど、ちゃんと物語やイラストとマッチしたデザインになっています。原作をちょっと読んでみたいなぁと思いましたが、日本では紹介サイトとか全く無いようなので無理かなぁ・・・。

公称3-5人ゲームですが、BGGに2人用バリアントが紹介されており、家で2人でプレイする時にはこのルールで遊んでいます。また、プレイヤーの駒は紙製(厚紙チップ)なので、シュピールマテリアルで買ってきた機関車駒に入れ替えてプレイしています。



ファイブトライブス Five tribes
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評価(竹)最後、残り時間2時間ほどでしたが、インストから初めて無事時間内に終了。4人プレイで黄色の高官駒とカード集め戦略をしたプレイヤーの勝利。

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2014/11/01

ドイツ紀行2014 その4

早くも最終回、まとめ編です。

今回でエッセンは3回目、現地の雰囲気にも随分と慣れてきたと感じます。しかしながら過去2回の時もそうでしたが、毎回鉄道に関しては何らかのトラブルが起きています。さすがに今回は手慣れた感じでトラブルもなくスイス編からずっと過ごしてきたのですが、帰国日になって、ドイツ鉄道がまさかのストライキを起こすという事態が生じました。

エッセン入りと前後して、テレビのニュースでやたらとジャーマンウィングス(ルフトハンザ系のLCC)の機体が出てきていたので、航空会社がストをやるらしいという雰囲気はそれとなく感じていました。シュピール2日目の帰り際、能勢さんと会った際に、「明日ドイツ鉄道ストらしいよ」と言われビックリ。とはいえ、帰国便はエッセンからほど近いデュッセルドルフ空港からだったので最悪タクシーで何とかなるなぁとは思っていました。

帰国日の土曜日、ケルン観光をしようと思っていました。朝ツイッターを確認すると、どうも本数制限をしながらではあるが鉄道は動いているらしいとの情報が入ったので、ケルンに行ってみることにしました。フィアホーファープラッツからトラムでエッセン中央駅へ、そこからは30分に1本くらいのペースで電車が動いていた感じです。とりあえずデュッセルドルフ空港駅へ向かい荷物を預けることにしました。コインロッカーが見当たらなかったので、空港に隣接する駐車場にある手荷物預かり所にてスーツケースを預けて、ケルンに向かいました。

ドイツ鉄道で移動する際、ICEという特急に乗る場合と、RE(急行)以下のクラスに乗る場合とで、切符の値段が違います。券売機で切符を買う時に、どの電車に乗りますか?と直近の列車の時刻が表示され選択できるようになっています。ICEの出発時間はすでに来ていましたが、5分遅れと表示され、乗れる雰囲気だったので「ICEにも乗れる切符」を買ってホームに向かったところ、目の前で扉が閉まってしまい、乗り遅れ(涙)。間引き運転をしてる関係から、次の列車は50分後のRE。デュッセルドルフ空港駅でしばし待ちぼうけを食らいました。

ケルン観光の様子
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ライン川クルーズの豪華客船が多数停泊していました。


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チョコレート博物館


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5ユーロ位で、自分の好きな材料を組み合わせたオリジナル板チョコを作ってもらえます。


ケルンでは、チョコレート博物館などを巡って観光を楽しみ空港駅に戻りました。この時は5分後に来るREの切符を買ったところ、またも乗り遅れてしまい次の列車は1時間後。これでは間に合わないので、30分後に来るICEに乗りたいところですが、切符を変更しなくてはならないわけです。ところがDBの窓口は大混雑。銀行のように順番カードを引いてみんな待っている状態。このままこの切符で乗ってしまおうかと悩んだその時、「ローカル切符専用カウンター」という2~3人しか並んでいない窓口を見つけ、これはチャンスとばかりに並んでみました。ケルンからデュッセルドルフ空港までの切符は長距離ではなくこの地域の切符ということもあり無事にそのカウンターで変更手続きをすることが出来ました。

でもって、無事ICEに乗れたのですが、座席が自由席なのかどうかがわからない。結構空席があったのですが、表示板に「g.g.f.reserviert」とかなんとか表示されていました。基本的に指定予約が入っている場合には「ケルン~エッセン」等と座ってはいけない区間の表示がされています。2年前にICEに初めて乗ったときは、ブログにも書いたと思いますが「フリーなんとか」っていう表示だったので、今回の乗車時にもその表記を探したのですが、すべて「ggなんとか」になっていました。近くのご婦人に「座ってもいいんですかねぇ?」と聞いてみたら「たぶん大丈夫だと思うわよ」と言ってもらったので、座ることにしました。辞書を引いたところ、ggfの意味は「if necessary」。必要に応じて予約席ですみたいな感じで、結局良くわかりませんでした。その後無事空港駅に着き、帰国の途に就きました。


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デュッセルドルフ空港にあるアイスクリーム屋「モーベンピック」


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スイスのフランチャイズだと思いますが、シングルコーン1.8ユーロ。バニラを食べましたが激ウマ!(濃いめです。清里の清泉寮系ではなく、那須の南ヶ丘牧場系のソフトクリームに近い感じです。)


今回の旅行で飲食物について個人的な発見というか覚醒というかがありましたので少し紹介します。一つ目はカリーブルストです。一昨年、初めて食べたときに、かなり味付けが濃いこともあって、あんまりおいしいとは思わなかったのですが、今年改めて食べてみて思ったのが、ケチャップベースで胡椒っ辛いこのソースが、関西風お好み焼きのドロソースの味に似ているなぁということです。お好み焼きの味かぁと思うと、これが結構イケます。付け合せはパンかフライドポテトを選べるのですが、断然ポテトがおすすめです。ソースの辛さを良い感じで中和してくれます。ああ、これはうまいなぁと、カリーブルストに目覚めました。

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もう一つは炭酸水です。当地でミネラルウォーターを買う際、日本人はガス入りに慣れてないし、美味しいと思っていなかったので、これまでは避けていましたが、ペプシゼロとか、コカコーラゼロを愛飲している身としては、炭酸をゴクゴクできれば満足なので、なにも甘くなくてもいいんじゃないかということに気が付きました。そこで冷えた炭酸水を、コーラを飲む感覚で風呂上りにゴクゴクとやってみたところ、のど越しの満足感は同じものが得られました。これならコーラよりも健康的だし良いじゃんと、その良さに気付いた次第です。ガス入りの水はミネラルウォーターと比べちゃいけないんだなと。当たり前だけど炭酸飲料だと思って飲めばおいしくいただけます。

最後に、エッセンシュピールに行く意義について触れたいと思います。

うーん、正直、中古ゲームはもう期待できません。日本で人気のありそうなゲームってそもそも現地でもそれなりの値段がしますので、決して安い買い物ではなくなってきています。それに今の日本のボードゲームファンって、昔のゲームにそんなに興味というか関心が向いていないですよね。新作がどんどん出版され新しいものへ関心がシフトしている昨今、一昔あるいは二昔前のシステムのゲームをわざわざやりたいとは思わなくなってきているんじゃないかなと感じています。

また、新作についても、特にホビージャパンが怒涛の新作ラッシュで11月には主要タイトルを日本語訳付きで販売するという状況です。帰国してルールを読もうかと思っているころには、国内でも購入できるので、重い思いしてわざわざ現地で買ってくる意味はありません。

日本で販売されない中小メーカーの作品であっても、海外通販で容易に手に入りますので、限定数量となっている拡張セットだったり、大好きなゲームのプロモだったりを手に入れられるのがせいぜいかなぁと。あとは、たくさんのゲームに囲まれるあの雰囲気を楽しむ、恒例行事としての体感、前後の日程に組み込む観光旅行、そういったものとの「合わせ技で一本(=行く価値がある)」になるという感じがします。ゲームを買うだけの目的でのエッセン旅行は最初の1回くらいは良いかもしれませんが、何度も行く価値はないなぁという気がします。


モントルーにて
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列車の窓から無理矢理撮影。ビルエヴァンス他、各種ライブアルバムの表紙として有名なシオン城。

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サンタナ


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そして、フレディ!


来年も、年に一度の息抜きというか、リフレッシュのために、欧州を訪問するという恒例行事の一環としてのエッセン参加が出来ればいいなぁとは思っています。

そんな感じで、今年の旅行記は終わります。

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